ビリヤニは地域で味が違うのですが、 インドで一番ビリヤニが有名な都市といえば
ハイダラーバードです !
パッキビリヤニよりも長時間火にかけます。
とりあえずハイダラーバードと名乗っているビリヤニがありますので、ご注意ください。
Paradiseもその一角にあたります。
ハイダラーバードです
日本で「たこ焼きと言えば大阪」のように、インドでは「 ビリヤニと言えばハイダラーバード」言われるほど、 ビリヤニが盛んな都市です。
正直言って、 私もハイダラーバードビリヤニがビリヤニの中で一番美味しいと思 ってます。
ここでは、 私が大好きなハイダラーバードビリヤニの特徴を紹介させて頂きま す。
・生肉から炊き込む「カッチビリヤニ」
ハイダラーバードビリヤニの最大の特徴は、 ヨーグルトやスパイスでマリネした生肉の状態から炊き込むことで す。
ヨーグルトやスパイスでマリネした生肉
ビリヤニの主流の作り方は、グレービー(いわゆるカレー) を作って、その上に半分ぐらい炊いたお米を載せて、 層にして作る「パッキビリヤニ」が一般的です。
それに対して、ハイダラーバードビリヤニは、 ヨーグルトやスパイスでマリネした生肉に半分ぐらい炊いたお米を 載せて、層にして作ります。
ちなみに「カッチ」というのは「生」という意味です。
ハイダラーバードビリヤニは余分な水分を使わず、 お肉の旨みがお米にダイレクトに吸収されるため、 お米が最高に美味しくなります。
調理中のハイダラバード
作る過程においては、生肉の状態から炊き込むため、 ハイダラーバードビリヤニは、
Youtubeなどで作る動画を見たことある方はご存知かと思い ますが、
下のみから長時間火にかけていると、 底がこげてしまうため、
蓋の上に炭を置いて、 ダッチオーブン式に火にかけることが多いです
( このじっくり弱火で火にかける調理法をダムという)。
ただ家庭で作る量であれば、下から火のみで十分です。
・付け合わせはライタだけではなく、ミルチ・カ・サラーン
ビリヤニには基本的にライタ(ヨーグルトのソース) が付いてきますが、ハイダラーバードビリヤニには、 ミルチ・カ・サラーンという
ピーナッツベースのグレービーに青唐辛子が入ったカレーが付いて きます。
ハイダラバードの定番の付け合わせ(左ライタ、右ミルチ・カ・サラーン)
ちなみにミルチ=唐辛子という意味で、 ここがバインガンbaingan=ナス・カ・ サラーンの場合もあります。
個人的には、ビリヤニに何もかけないで食べる派なので、
ミルチ・ カ・サラーンはいりませんが、普通のカレーとして食べる分には香ばしい
ピーナッツの香りがたま らなく美味しいカレーです。
・日本でハイダラーバードビリヤニが食べれる「アーンドラ」 系列のお店
御徒町や銀座にある、アーンドラ・キッチン、 ダイニングは曜日限定でハイダラーバードビリヤニを出しています 。
ここは本場ハイダラーバードの味を提供しているお店です。
ちなみに日本だけではなく、インドでも、 ハイダラーバードビリヤニではないのに、
・インドで食べれる絶品ハイダラーバードビリヤニのお店「 Paradise」
ハイダラーバードに本店を構える、 Paradiseというビリヤニ専門店です。
ハイダラーバードには、Bawarchi, Cafe Baharといった有名店がありますが、
デリー・グルガオンにも支店がありますので、 ぜひ行ってみてください!
今回はハイダラーバードビリヤニを紹介させて頂きましたが、 ビリヤニ太郎が
本場ハイダラーバードで習ったきたビリヤニを定期的に料理教室で教えていますので、
ご興味ある方はぜひ、 Facebookページをチェックしてください。
【関連リンク】
日本ビリヤニ協会公式通販サイト
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